なんとか無事に今年の診療を終えることができました。
来院いただいた患者さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
今年をふりかえって一言で表すと「激動の1年❗️」
人手不足に悩んだ1年。
今まで当たり前に思ってたことが実は、当たり前ではないことに気づかされたというか…
「働く人々は、決められた日、決まった時間に出社する。」
こういう当たり前と思っていたことが崩壊しました。
現在、日本中のほとんどすべての業種で人手不足が進行しています。
特に人手不足なのがブルーカラーと言われる職業。
ブルーカラー(青い襟)とは、賃金労働者のうち、主に製造業・建設業・農業・林業・漁業などの業種の生産現場で生産工程・現場作業に直接従事する労働者のことで、肉体労働を特徴とする。要するに肉体を使う仕事だ。
※肉体労働に従事する労働者の制服や作業服の襟などが青系だったのが語源とのこと
こういう仕事は若くて、体力がないときついですよね。
真夏の炎天下の中、建設現場で作業している方などを見かけると、本当に頭が下がります。
それに対してホワイトカラー(白い襟)とは、事務職や営業職、弁護士やプログラマーなどの専門職、医師などの研究職などで、知的・専門的な職種に就いている人々。
※ ホワイトカラーを象徴するのはワイシャツにネクタイです。
世間一般の感覚からすると肉体を使うブルーカラーの仕事はキツく、ホワイトカラーは、それに比べて肉体的にはキツくありません。ただ、営業のノルマなどがあり強烈なプレッシャーのもとで働いているホワイトカラー人がいるのは、もちろん理解してます。(精神的なキツさが肉体的なキツさよりも身体にこたえる場合があることは皆が知っている通りです。)
勝手な自分の妄想では、ホワイトカラーといえば、金融街で働く人々だ。
東京の丸の内、ニューヨークのウォール街、香港のセントラルとか。そして、なぜかそこで働いている人々は、美男、美女でみんなカッコイイ。(単なる妄想です)
ところで、歯医者は、どっちだ?
専門職だから、定義としては、一応ホワイトカラーになる。

いや、でもなにかが違う!
そんなカッコよいところなど微塵もない。
肉体を酷使して汗だくで作業することが多い。これはブルーカラーにかなり近い。
中間だからグレーカラーか?
ホワイトとブルーの中間だから水色か? まぁ、そんなことは、どうでもよいか。
そうそう、人手不足問題の話だ。
リクルートワークス研究所によると2040年には、1100万人の労働不足が生じると予想しています。(人口の予想は、ほぼ間違うことなく当たるのだ。)
だから今は人手不足の始まりにすぎず、これからが本格的な人手不足がおきるという事になります。
道路の陥没事故がおきてもなおす人がいない、橋が壊れてもそのままほったらかし、水道管が破裂しても修理する人がいない、バスを運転する人がいなくて路線バスが廃止など、これから至る所でこうした事がおきてくるわけです。(すでにおきているよね😨)
だから、すべての業種で労働力の奪い合いが続くということになります。働く側からすると労働環境が改善されるから良いのかもしれませんが…
そうなってゆくと、働くという事に関して、いろんな考えの人も増えますよね。
多様性のある働き方ができる職場にしていかないと良い人材が採用できなくなるという事です。これも、もうすでになっています。
例えば、週休3日で働く(そんな事はもう当たり前か)とか、1日のうち2時間だけ働くとか、動物が好きだからペットと一緒に働きたいとか。
「いろんな人が居て、いろんな働き方がある」 そういう時代に合わせた職場にしていかないといけなくなるのでしょう。
まさにダーウィンの進化論です。「強いものが生き残るのでない、環境に適応できるものが生き残る」
そんな人手不足に悩んでいる時にすごい会社を見つけました。
「パプアニューギニア水産」という会社。なんとこの会社は、いつ来ても良いし、いつ帰っても良いのだ。そんなのありか?
名前からして何か自由な気がしますが、スゴイ会社もあるものです。
さすがに歯医者で「いつ来ても良いし、いつ帰っても良い」は現実的ではありませんが、業種によっては、こんな働き方もありかも。
『働きやすい職場にすること』 来年からの最重要の課題です。
そういう職場にすることで良い人材が採用でき、会社に余裕がうまれ、その余裕が患者さんへのやさしい対応、良い治療をすることにつながってゆきます。
そう信じて、やっていきますよ!
12月に入り、良い人材にめぐり会え、ようやく新体制が整い始めました。
『みんなのために、働きやすい職場にして、患者さんに優しく、最高の診療をする!』
「患者さんのために、みんなのために」 メンターの言葉です。
20年経ってようやく本当の意味がわかってきました。
この1年の悩みも成長するための糧にしよう。いや、するのだ。
実はこのブログも時代の流れで、もう閉鎖しようと思っていました。つい先日、患者さん(Sさん)から「ブログ書かないの?楽しみにしてましたよ!」と言っていただき、その言葉に感動して続けることを決めました。
来年はこのブログも更新していきますのでよろしくお願いします🙇♀️
最後に、予約が取りづらいなど、多々、ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、今年も多くの患者さんに来院いただきありがとうございました
自分と関わっていただいている全ての方へ。
今年も大変お世話になりありがとうございました。皆様のおかげで、この1年を乗り切ることができました。本当ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
をテーマ-600x400.png)
ライフ・デンタル・オフィス 院長 羽藤伸一
